前田歯科医院の感染予防対策
ご存知ですか?
近年、歯科医院での院内感染が問題となっています。
歯を削る機械を「タービン」といいます。
このタービンを介しての院内感染が問題となっています。
血液を介して感染する病気としては、B型肝炎、C型肝炎、AIDSなどがあります。
日本ではおよそ70%の歯科医院が、タービンを使いまわしていると言われています。
簡単な消毒だけでは、ウィルスや細菌が院内感染する恐れがあります。
一度治療で使用した器具は、高温で滅菌してから再利用することが基本です。
ではなぜ、使用した器具の滅菌が行われていないのでしょうか?
タービンの滅菌を毎回行うには非常にコストがかかります。
タービン1本の値段は約10万円です。
患者さんの数だけ本数をそろえるだけで数百万円の投資になります。
しかも治療ごとに器具を滅菌すると、器具が壊れやすくなってしまいます。
修理をするには、さらに約5万円の費用がかかります。
日本の多くの歯科医院では、それらの費用を準備する事が出来ず、タービンを使いまわす結果となっているのです。
前田歯科医院では、院内感染対策に力を入れています
当院で使用するタービンは、患者さんごとに交換・滅菌をしています。
また、あらゆる歯科機材は滅菌消毒をしています。
グローブなど使い捨てに出来るものは、治療ごとに交換しています。
手を洗浄した際に使用するタオルも、使い捨てのペーパータオルを使用しています。
器具を滅菌する際に使用する「オートクレーブ」という機械。
通常の歯科医院では1台ですが、当院では3台導入しています。
そのうち1台は、スウェーデンのイエテボリ大学でも使用している器材を使用しています。
こういった院内感染対策には、かなりのコストがかかり、導入している歯科医院はごく少数です。
歯の治療に来て、他の病気に感染してしまっては、本末顛倒です。
大切な患者さんの命を守るために、当院では徹底した滅菌を行なっています。